〜 遊方ノート

〜 噺のロッキン・オン 〜

遊方を取り巻くさまざまの状況、日々の雑感など自筆エッセーを掲載しています。

〔※ 旧「遊方雑記」を継承したコラムです〕

台本選考にロッキン・オン!

新作落語は書くのも大変だけど、読むのも大変だ。

というのもここんとこ暇さえあれば、「繁昌亭創作落語台本募集」で送られて来た原稿を読む毎日。末席ながら僕も選考委員なのだ。

寄せられた台本総数は約500本。これを7人で分けて読み、さらに評価が偏らないため他の委員の割り当て分と途中チェンジ、つまり70×2のおよそ140もの落語を読まなければならないのだ、これは正直重労働っすよぉ、逃げだしたいほど。読みたいもんなら他にもあるのに。

でもまあ一作一作目を通しているうち、いろんな傾向に興味深くなって来る。失礼だがまず落語のカタチになってないもの。会話形式が極端に少なく、「これ作文やんっ」が意外と多い。あと、やたら古典落語に出て来るクスグリ(ギャグ)が多いもの。う〜んこれもなんだかなあ。また、読みモノという認識があってか、ストーリー構成はしっかりしてるがギャグが乏しかったりで(面白くないんやなくて、無いのです)、‥なんか偉そうな事ゆうてますけど、いったいどこに審査のポイントを置こうか考えていたところ、「おおーっと、ありましたよ面白い作品がっ!」。自然に読み進めて思わずうぷぷと笑えた台本が。すぐに「A」と記入して、なんか宝物を発見した気分。

それから今ではA評価は4つに増えた。この「A」とは「この作品を高座で見たいかどうか」。そう、面白いものに理屈は不要なのだ。

ちなみに作品としてはAじゃなくてもセンスを感じるギャグや表現があったら別チェックを入れている。だってセンスってある意味その人のキャラクター、ひとつでもあるってことは面白い要素を持ってるってことやもんね、少なくても僕にとってはね。

てなことで最終的にはどの作品が優秀賞に輝くのかは分からないけど、個人的にオモロイって感じた方には会って話してみたいなぁ。

応募者の連絡先なら繁昌亭に訊けば分かるこっちゃし、ならばと言いたいところやけれど、でもいきなり電話で「月亭です」なんて言えば、ストーカーやと思われるかなあ‥(^_^;)。

なにはともあれ厳正なる審査結果は9月の末です。お楽しみに!

2008年09月19日(金)06時57分 記す

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